相続税大増税時代に備えて下さい その10
2014-08-15
これからの日本そして世界がどう推移していくか殆どの人は分かりませんが、
わが日本国は間違いなく人口が減少し、国力が徐々に衰退していくことは確実だと
思います。そして日本国の財政状況を見るとますます増税が拡大していく方向に
あると思われます。
であるならば相続を考えた時、ますます次世代に残す財産は収益性の高いものであ
ることが求められていくと思います。
私は相続財産をよく金のなる木に例えます。優良な相続財産はたわわに果実をなら
せます。
その金のなる木は世代が変わっても大事に守り抜き、決して処分したり枯らせたり
してはなりません。そして実らせた果実を皆で分け合うのです。
幹である木、根幹部分を太らせてこそ、その成果である果実もたわわに実るという
ものです。
相続でよく見られる悲しいケ-スは、よくこの金のなる木を処分したり分け合って
しまうことです。これではその家はすぐにお金持ちから普通の家になってしまって
もおかしくはありません。
金のなる木を代々守っていくのはまさに駅伝の精神です。
次世代へ継承すること、これを常に意識し、より良い相続財産の形成及び継承に
向けて現役の世代の方々が方向性を鮮明にして頂きたい、これが私の書籍の中で
一番訴えたい点であります。
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