相続税大増税時代に備えて下さい その9
2014-08-13
対策には一にも二にも現状把握と現状分析、ご自分の財産の特性を知ること。
これが最初の第一歩であり、それぞれの特性に応じた対策を講じていく中で
そのベースとなるデータとなりますので、特に時間をかけ深く分析したい
ものです。
その上でご当主の方の考え方を十分に理解、知ることです。
失敗するパタ-ンでよく見られる傾向は、ご自身が何をどうしたいかの考え
方がまとまらずに、やみくもに他の人の情報に惑わされて動いてしまうこと
です。この場合後で後悔するケ-スが殆どと言っても過言ではないでしょう。
色々な対策本、様々な情報が溢れていますが、自分にとって有益な情報か、
或いは使える情報かが分からずに、それらに飛び付いてしまうのは大変に
危険です。
前にも触れましたように相続対策には様々な側面があり、全ての側面で
うまくいく対策はないと言っても過言ではありません。
いやむしろある対策は一つの側面では有効であっても、別の側面ではむしろ
逆効果というものがむしろ多いです。
ですからご自分が相続対策の中で特に何を重視しているのかを明確にして
からでなければ、相続対策を急ぐべきではないと思います。
安部首相の言葉を借りれば、まずご自分の「骨太の方針」を打ち立てて
から行動すべきだと思います。
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