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ツキを呼ぶ研修を受講して その4 [ツキを呼ぶ研修受講報告]

2008-10-11

 特に五日市講師の講義の中で印象に残ったことは、その「ありがとう」という言葉をいうタイミングです。
 まず確認したいのがこの「ありがとう」という言葉は、人に対して発するのではなく、自分に対して発するということです。勿論「発する」わけですから、心の中でつぶやくのではなく、はっきり言葉に出して言うということです。

 そしてそのタイミングですが、何か良い事があったときと考えるのが一般常識だと思うのですが、何と五日市講師は、次のようにおっしゃるのです。
 「困った事があった時や失敗した時、或いは相手に対して怒りが込み上げてきた時に使いなさい。まず自分に対して「ありがとう」と言ってから、次の言葉を続けてください。」

 そして五日市講師自身、交通事故に遭遇して、車と車がぶつかる瞬間に「ありがとう」と叫んだというのですから、これにはビックリしました。
 つまり何が起きても、自分にとって良いことと思えるようになればしめたものだということです。

 ここまで徹底すると見事の一言に尽きますが、このように自分そして自分を取り巻くすべての環境を受け入れるという、広い心を持って事に臨めば、自分の心にゆとりを持っていますから、冷静に事に対処できるでしょうし、また周りの人にもそうした冷静沈着な行動は安心感を与え、大いに頼りにされるようになるでしょう。
 そして何よりその超ポジティブ思考が周りの人にもプラスの影響を与えるであろうことは想像に難くありません。

 事実、五日市講師の執筆された書籍は、一流スポ?ツアスリ?トの間で多く愛読されているようです。
 ついこの間、北京五輪が終わりましたが、一流スポ?ツアスリ?トは皆自分を高める術を身につけています。自分を肯定し、自分を絶対的に信じないと、あの極限の精神状態の中では、到底戦えないのでしょう。
 そのために彼らは、自分を信じ、自分に力を与えてくれるものにすがりたくなるのは当然のことだと思います。
 
 五日市講師の唱えているツキを呼ぶ魔法の言葉、自分に対して「ありがとう」そして自分が困った時には「大丈夫、大丈夫」という言葉は、自分を落ち着かせ、自分を肯定する最上のフレーズだからこそ、極限状態に追い込まれた人たちが藁をもすがる思いで口ずさむのでしょう