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本会広報部の活動について その9 [本会活動について]

2008-11-04

 本会での担当、受け持ち業務は、意に反して広報部であったが、今1年半広報部を経験してみて、つくづく良い部に配属されたものだと、改めて朝倉会長に感謝する次第である。
 何故なら広報部は、税理士会の動きを広報するスポ?クスマンとしてのポジションにあるため、否が応でも税理士会の執行部の活動状況及び税理士会に入ってくる様々な情報、税理士会をめぐる外部、内部環境の変化が、それこそ支部にいた時とは較べものにならない位入ってくる。

 これは大変有難いことで、やはり情報というのは鮮度が命。加工されていない生の情報こそ貴重なものである。それが末端の方にいると、加工され、そぎ落とされた、最初の情報とは大分変質したものになってきてしまい、興味も大分薄れてしまう。

 やはり我々が知りたいのは、国税庁、国税局と日税連、単位会のトップ会談で、何が問題となって、どういうことが話し合われているのかをつぶさに知りたいのである。

 会計にせよ、税法にせよ新設され、改正されたものを単に覚えるのではなく、どういう過程で、どういう紆余曲折を経て最終的な形に至ったのか、その過程をひも解いていけば、何が問題となって、それを解決するのにどういう意見があって、どういう過程を経て条文化、あるいは原則化されたかなどを詳細に知ることができる。

 とは言っても我々に出てくる情報というのは、ある程度万人が知りうる、というか流してもあまり影響のない情報が多いであろうし、本当の為政者、法律の制定者の真意を完全に把握できるわけではない。
ただそれでも、できうる限り川を遡上する如く、情報の大本、発信源に近づこうという姿勢は大いに必要なことであると思う。

 そういう意味で、本会の各部の中でも情報が集まってくるポジションにいられたことは、今後の自分にとっても大変勉強になっており、拘束時間の多さを割り引いてもおつりのくる2年間であることは間違いない。

 知らぬが仏という諺があるが、確かに知りたくない、知ったために後で苦労する情報も多々あるが、少なくもと自分も税理士の端くれである以上、税理士を取り巻く諸情報については、良しにつけ悪しきにつけ、知らざるを得ないことであると思う。

 何故なら我々はそうした内部、外部環境の変化に否応なく左右され、影響されるからである。
だから、出来得るならば、会員の全てがもっと税理士を取り巻く環境の変化に常に気を配り、もっと会員同士で、それらにどう対応すべきか大いに議論していただきたい。