事務所通信
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本会広報部活動について その6 [本会活動について]

2008-04-18

 今回のテ?マは租税教育です。わが本会では今から3年前の平成17年6月に神奈川県租税教育推進協議会に賛助会員として登録して以来3年が経ちます。もともと租税教育推進協議会は神奈川県においては平成3年頃に国(税務署)と神奈川県および教育委員会が組んで、学生に租税に対する正しい知識を持ってもらうことを目的として作られた協議会のようです。税理士会でも広く社会貢献活動をすべしとの昨今の流れから、加入したそうです。
 租税教育は、小学校から高校での授業の中で希望する学校に対して臨時に行われており、現在一番多いのが小学校です。講師は税務署の総務課の職員であったり、県税事務所、市役所の職員などまちまちですが、その中に税理士も加わった、ということです。
 授業のカリキュラムはあらかじめ用意されており、講師のそのカリキュラムに沿って授業を進めてゆけば良いのです。なおカリキュラムは日税連作成のものもあれば、県租税推進協議会作成のものもあります。
 どちらもビジュアルを駆使し、分かり易く飽きさせように工夫がされています。例えば県租推協作成の小学校向けのカリキュラムでは、ツ?ルとして1億円分の札束(勿論見本ですよ)がしかもジュラルミンケ?スに入って用意され、その他学校や消防署、コンビニ、ガソリンスタンドなどの写真パネルなどは税金で建てられている建物かどうかの質問用に使われます。さらに授業後半では、20分ほどの放映時間で「税金がこの世の中からなくなったら」のビデオを鑑賞させ、最後に感想文を書かせて終わりになります。
私も今年の1月に始めて講師を務めました。カリキュラムがしっかりしているので何ということはない、とタカをくくっていたのですが、目の前の相手が納税者ではなく、何を考えているのか分からない今どきの小学生でしたのでおおいに戸惑いました。それでも私が訪問した横浜市青葉区の鉄小学校6年の組は、担任の女の先生がとても陽気でおおらかな方だったおかけでクラスの子達も素直で明るく、私のたどたどしい授業の進め方にも白けることなくついてきてくれました。(生徒達に感謝、感謝)。
租税教室は2人体制で進めることが多く、今回私に同伴していただいたのは、緑支部の尾熊先生でした。私は広報部でホ?ムペ?ジ担当及び租税教育担当の副部長でして、そうしたことから昨年の10月にわざわざ近畿税理士会まで租税教育担当者会議をオブザ?バ?の立場で見聞してきました。その会合でビックリしたのは近畿会の先生方の芸人魂です。さすが吉本興業の本場だけあって、まともな(失礼)というよりも普通の方は一人もいらっしゃらない。出てくる先生出てくる先生みんなユニ?クというよりおもろい。全く面白味のない自分は大いにカルチャ?ショックを受けました。何せ腹話術で租税教育をやっている先生や、カウボ?イハットにGパン、顔は俳優の萩原流行にソックリの自称イケメン先生、出てくるなり近畿会で一番美人ということで講師をやりましたと大ボケをかましてくれる女先生など多士多彩のメンバ?揃いで飽きさせない担当者会議でした。
前置きが長くなりましたが、私もそれに刺激を受け背広で授業をやっても何もおもろうない、ということで勿論担任の先生に事前に了解をとった上で、緑支部野球同好会のユニフォ?ムで教室に入りました。尾熊先生と華麗に(?)キャッチボ?ルをしながら、と言いたいところですが、すでに教室に入る前に廊下で待機していた時にバッチリ見られていたので、サプライス゜という訳にはまいりませんでした。まあそれでも生徒達は、何やこのオッサン、という感じではなくそのユニフォ?ム格好良いね、と言ってくれましたので、何とか苦労した甲斐はありました。ただ校長先生は事前の打ち合わせの時に不在でしたので、朝野球のユニフォ?ムを着た我々がまさか税理士とは思わなかったようで、当日の朝の打合せの時にはなかなか信用してもらえませんでしたが...。
授業も遅れ気味でしたが、何とかカリキュラムどおり無事にこなしてほっとしました。納税者の方に接するよりも倍以上疲れましたが、心地よい汗をかきました(当日は1月中旬で晴れ渡った寒い冬の朝にもかかわらず)。相棒の尾熊先生も楽しかったようで、次回は自分が進行をつとめますと言ってくれました。
長くなりましたので、この続きは次回にします。