相続税大増税時代に備えて下さい!
一昨年の11月に、当時の民主党野田総理が解散発言をし、年の暮れに
衆議院選挙が行われました。その結果自民党が圧勝し政権復帰を果たし、
安部総理が2度目の総理の座に就きました。もう1年半前のことです、
というかまだ1年半前のことなんですよね~。
この1年半で世の中は目まぐるしく変わりました。
アベノミクスによる三本の矢と呼ばれる金融緩和、財政出動、そして様々
な景気浮揚政策が矢継ぎ早に打ち出されました。
国民は民主党政権下で何もかもが閉塞状態にありましたので、その反動
もあって、安部総理の各種政策には賛同の意を表し、少なくとも株価は
順調に上がり、円安政策も今のところ順調に推移しています。
しかしその一方で、消費税は今年の4月から5%→8%へ上がり、来秋
には10%まで上がることが予想されています。
また消費税の増税と軌を一にして予想された相続税も大増税となること
が決定してしまいました。
消費税の増税は、民主党政権前の自民党支配下で当時麻生総理の時代に
も、増税案が本決まりとなる寸前までいった経緯があります。
そう考えると相続税増税はもはや既定の路線であったのかもしれません。
しかし、今回の相続税改正で、一部の富裕層だけの税金であった相続税
が一般市民にまで及ぶこととなった影響は甚大です。
巷では相続税の改正に向けた対応策セミナ-が花盛りですし、新聞紙上
でも相続税対策のためと銘打った賃貸アパ-ト建築など話題が豊富です。
私もこの時期を捉えて、かねてから考えていた相続税対策の入門書を
発刊することが出来ました。
私の書籍は巷で多く出ている各種技術論というよりも、相続にあたって
どういう姿勢で取り組んでゆくべきか、という基本理念を強調した本で
すので、初めての方でも容易に相続の本質に関する知識が得られることと
思います。
これから何回かに分けて、この書籍で私が申し上げたいこと、強調した
いことのエッセンスを述べていきたいと思います。