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相続税対策について その12 [相続税対策について]

2011-09-11

 私の住む横浜市緑区及び緑税務署管内の青葉区、都筑区は、東京23区の西南地区
に位置し、その地帯を走る東急田園都市線沿線は住みたい住宅地域NO.1の常連地域
でもあります。

 東京都渋谷区には電車で30分圏内、東京や銀座の中心部へのアクセスも僅か1時間
足らずの利便性がある上に、沿線沿いは東急の開発によるおしゃれでハイソな街並み、と
言うことなしの住環境ですが、それでも住宅事情は飽和感が出ています。

 特にたまプラ?ザ、あざみ野、青葉台、長津田などの主要駅ですら、徒歩15分以内の
物件に人気があり、バス便や徒歩でも20分を超えるとなると分譲にせよ賃貸にせよ住宅
事情は途端に悪くなるようです。

 またこんな話も聞いたことがあります。
今年1月末に、横浜税理士倶楽部主催の講演、日本銀行横浜支店の支店長による「神奈
川県の経済動向」という講演でした。
 その講演の中で最も記憶に残ったのは、神奈川県は47都道府県の中でも、老人が多く
そしてまた若者が多い特異な県であるというものでした。
 特に横浜市はその特異性が際立っているとのこと。確かに横浜市の待機児童数は全国一
とも言われています。
 これらの若者はその主因が社会増で、この地域にはまだまだ若い人が永住を求めて集ま
ってくるそうです。

 そういえば横浜市青葉区の平均寿命が男女総合でNO.1にある(男性が確かNO.1で
女性でも10位以内です)とは何度かこのブログでも紹介しましたが、老人にとっても住みや
すい環境にある上、この地域は老人ホ?ムが多いことも要因の一つかもしれません。

 日本全国の中でも稀有なほど恵まれた環境にあるこの地域ですら、住宅の供給過剰の感
があり、これからの賃貸マンション、アパ?ト経営の難しさは推して知るべし、と言えるのでは
ないでしょうか。

 前回から賃貸マンション経営を検討されている方々にとっては、冷や水ばかり浴びせている
ようですが、バブル期に踊らされて後で借金の返済に四苦八苦していらっしゃる地主さんも
多数いらっしゃると聞いていますので、なさるのであれば、きちんとした容易周到な事業計画
の下でやって頂きたいのです。