事務所通信
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相続税対策について その11 [相続税対策について]

2011-09-09

 日本経済全体が、現在と20年前とはそれこそ天と地ほど違っています。
昭和の終わりつまり60年代から平成4年ごろまでにかけての超バブル期は、日本が
ジャパン.アズ.NO.1と言われ、アメリカをはじめ海外の土地を買いあさった、まさに
絶頂期でした。
 それが一転バブルが崩壊してからは、坂道を転げ落ちるかのように土地の地価も下落
の一途を辿り、平成16?18年ごろ一度地価が持ち直したものの、地価はバブル期以前
の水準まで急降下しております。
 日本経済もデフレスパイラルの呪縛から未だに脱しきれず、これに少子高齢化や円高も
加わって、景気が好転する材料が全く見当たりません。

 わずか20年間の間に天国と地獄を味わった日本経済。
賃貸マンション、アパ?ト事業の期間は少なくても30年間ですから、よほど先を見て決断
しないと、まさに想定外の事態に慌てふためくことにもなりかねません。

 今や賃貸マンション、アパ?ト事業は、バブル期以前のように建てれば何とか採算が合う
時代から一転して、よほど立地の良い場所であるとか、入居者をよほど絞り込んだ特色の
ある建物にするなどの差別化戦略が必要でしょう。
 全く事業を経験されていない多くの地主の方々が容易に参入できる事業とは到底思えま
せんが...。
 もしは