事務所通信
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サ?ビス過剰社会への警鐘 その6

2008-11-25

 こうなると人はいつ自分が刺されるかいつもビクビクしていなければならず、余計思い切った行動をとりづらくなります。お互いがお互いを牽制しあう神経衰弱の世界です
 これは間違いなく負の連鎖ですし、自滅の世界です。
こうした悪循環を脱却する手段はただ一つ。

 他人を受け入れ許容する、広い心を取り戻すことだ、と私は思います。

 子供を育てる時には褒めて育てなさい。思いやりのある子に育てなさい。と言っておきながら、ある歳になると、穂人を信じてはいけない、他人は敵という教育をします。
 これでは子どもたちはどう他人に接してよいのか、分からなくなります。
誰の、どういう言葉を信じてよいのか分からなくなります。

 よく子供は大人社会を映す鏡である、と言われます。
まさにその通りで、子供は社会の犠牲者であり、大人社会の持つ歪みがモロに子供に反映されてしまうのです。
 その意味でも、大人が真に子供に対して模範を示す行動をとらないと、社会は良くなりません。
子供の抱えている苛立ちは、とりもなおさずその原因を作っているのは、大人自身の苛立ちにあるのです。
 もっと良識のある、分別をわきまえた大人としての言動をとりたいものです。勿論私も含めて。