事務所通信
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中・高部活 その4 [部活動]

2008-05-06

 M先生に言われて当時52キロ近くあった体重を減らすべく1週間ほど食事の量を減らし、何とか50キロ近くまで減量しましたが、50キロをきるまでには至りませんでした。
 そして大会の当日を迎えました。私も結構楽観的な所もあるいい加減な人間でして、まあ50キロを多少オーバ?したって何とかなるだろう、まさか失格なんてことはあるはずがない、とタカをくくっていました。
当日の朝M先生に再度念を押されました。「おい小池、キチンと50キロ以下に落としてきたんだろうな?」と。「まあ何とかその近くまではいっていると思います。」と返答すると
M先生から雷が落ちました。「バカ者。体重が50キロに落ちるまで、校庭を30分走ってこい!」そんな無茶な、これから試合を控えているというのに、トホホ....。
 結局30分もランニングをさせられ、ヘトヘトになった状態で計量に向かいました。
ところが何とそれでも50キロを僅かにオーバ?していたのです。計量計を見て、M先生はこう言いました。「仕方がない、最後の手段だ。おい小池、お前パンツを脱げ!」
 エ?ッ!いくら男しかいないとはいっても恥ずかしすぎる。そうしてもじもじしていると、再びM先生「何をモタモタしている、試合までもう時間がないぞ!」とゲキが飛び仕方がないのでもうヤケだ?、オールヌ?ドで計量計に乗りました。試験官もそこまでするか、という顔をして、「もういい、パス。」と言ってくれました。後で聞けばそれでも50キロをオーバ?していたようです。同情されてなんとか試合には臨めました。ヤレヤレ。
 さて肝心の試合ですが、2回戦は突破、そして3回戦に臨みました。2回戦を終えた後さすがに体重別は楽だ、何故ならいつも自分より10キロ以上重い相手とやっているのですから。ひょっとしてこれはいいところまで行かれるかもしれない、しめしめ、と気を良くしていました。
 3回戦の相手は私より5センチほど身長は高く、私以上にちょこまか動く相手でした。組んですぐに分かりました。コイツは結構強いと。それでも何とか相手の動きに惑わされないよう必死に食らいついていきましたが、敵もさるもの。よりスピ?ディ?な動きで技をとられてしまいました。一本ではなかったのですが、確か小内刈りで足をひっかけられ畳に転がされました。
 結局そのまま試合は終わりました。終わった瞬間長い一日が終わったという脱力感に襲われました。M先生には、あのランニングがなかったらひょっとしたら勝てたかも、と慰めの言葉はもらいましたが、自分自身が一番分かっています。組んだ瞬間勝てない相手だと。でもよい経験でした。いくら層が薄い階級とは言っても一応学校の代表として参加できたこと。
 それからは柔道も前ほどキライではなくなりました。
 第4回目に続きます。