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中.高部活 その2 [部活動]

2008-05-05

 こうしてとんでもなく憂鬱な部活がスタ?トしました。入部したときの同級生は確か10名ほどだったかと記憶しています。
 最初の練習は受け身です。相撲で言えば蹲踞の姿勢(但し足は閉じていますが)から後方へ倒れ込みその際両腕で受け身をして、後頭部が畳につくのを守ります。
 ところが私は体が小さい上、小学校時代扁桃腺肥大で風邪を引くとすぐに熱が出てしょっちゅう学校を休んでいた病弱の子供だったため、体力もなく受け身をすればその都度後頭部を打ち付ける有様でした。喉の筋力がないためで、言ってみればむち打ち症状態です。他の同級生は事も無げに課題をクリアしていました。Y先生は、やれやれこの先が思いやられる、といった諦め顔をしていました。
 一番最初の練習から早くも追いてゆけないとは、と泣きたい気持ちでした。
結局私が第一関門をクリアするのに3ヶ月ほどかかりました。
 当時の自分は信じられないほど華奢で、長津田から横浜の山手駅まで通うにもやっとの状態でした。自分でも笑ってしまいますが帽子も制服もダブダブ、大きな手提げ鞄をやっとのことで持って毎日通学していたのです。まるで鞄が歩いていると言われたこともありました。
 通学にも大いに体力をすり減らして位ですから、放課後の柔道の部活はとてもキツく、部活の日に帰路に着くときには、重い足取りでトボトボとやっとのことで家にたどり着いたものです。 
今にして思えばそんなひ弱な自分がよく持ちこたえられたものだと思います。
 中学時代、柔道はちっとも上達しなかったけれども、自分でも知らないうちに体力だけは徐々についていったのでしょう。練習特に乱取り(色々な相手と試合形式で次々と組み手による稽古をすることです)はキツかったけれども、中三の頃には大分体力もつき余裕も出るようになりました。
 今にして思えば病弱な子供が、あのつらい通学そして部活をこなしたからこそ人並み程度に丈夫な体に変わっていくことが出来たと思うのです。文化系の部に入っていたらずっとひ弱に育っていたかもしれません。そういう意味ではつらい柔道部に無理矢理引っ張り込んだ先輩に感謝すべきなのかもしれません。
 柔道の部活の話しはまだ続きます