事務所通信
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初めての入院生活 その2 [閑話休題   ]

2008-08-30

 こうして8月14日、手術の日を迎えました。
 当日朝9時看護師に呼ばれ、手術室に向かうと、執刀医、麻酔医をはじめ私の手術を担当するスタッフがずらり、にこやかに挨拶を受けました。
 総勢7?8名でしょうか。この位の手術でもこれだけのスタッフが必要なのか、物々しい雰囲気だな、と少々戸惑いました。
 そして上下の肌着を脱いで、代わりに手術着を着て手術台に上がりました。
 本人確認を行った後、早速麻酔医から点滴による麻酔の注射を受けると、見る見る間に眠気が襲ってきて1分もたたないうちに意識がなくなりました。
 それから約2時間後に、耳許で小池さん、小池さんと呼ばれるのを合図にようやく覚醒しました。
立とうとしましたが、足元がよろついており立ちませんでした。そしてストレッチャ?のまま病室に運ばれました。
 意識が戻ると同時に猛烈な鼻の圧迫感、そしと時間が経つにつれて局部の痛みが襲ってきました。
 鼻には止血のためガーゼが何枚もギュ?ギュ?入れられていましたからとても苦しく、それに腫れも伴っていますから、顔の中心部が猛烈に圧迫感がありそして腫れがあるため、目を開けることができません。
 また当然鼻は全く通りませんから、息苦しく口を大きくパカッと開けるしかないのですが、鼻から血がだらだら口の中になだれ込んできますから、流れてきた血を呑みこまないようにペッペッと吐かなければなりません。口で息苦しく息をしながら、しばらくすると口に溜まってくる血糊を吐くという大変慌ただしい状態で、しかも目は開かずまさにのたうち回っていました。
 結局手術当日は、殆ど一睡もできない状態でした。二日目つまり15日にトイレに立ち、洗面台で自分の顔を見ると、見るも無残な顔になっていました。顔の中心部が腫れてパンパンになっており、ただでさえ小さい自分の目はますます小さくなり、しかも真っ赤に充血していました。
 このひどい状態はいつ引けるのか少々不安となってしまいました。
 しかし看護師に聞くと、私の程度はごく普通の状態で、予定通り16日にガーゼを取り除きますから、そうしたら随分楽になりますよ、といった軽い返事でした。
 15日も出血の量は大分減ったものの、依然としてかなりの出血量はありましたから、この状態で止血ガーゼを取ったらまた血が止まらなくなるのでは、という別の不安が襲ってきました。
 そして16日朝、つまり手術の2日後に止血ガーゼを抜いてもらいました。
 といっても止血ガーゼには血糊がしっかりこびりついており、それを抜くのですから、むちゃくちゃ痛いのではと思っていました。やはり痛さは相当なものがありましたが、それも一瞬でした。
 もう一つの不安として 、せっかく少しずつ傷口からの出血が止まりつつあるのに止血ガーゼを取ってしまったら再び傷口から血があふれてくるのかと思いましたが、こちらの不安も杞憂に終わりました。確かに鼻の中に溜まっていた血が鼻からそして口からあふれてきましたが、それも一瞬でした。
 その血抜きをしてからは出血の量も大変少なくなり、ほっとしました。
 止血ガーゼをいつまでも入れておくことは、患部の回復を遅らせるだけでなく、腫れがいつまでも続く原因になるから、ということです。
 止血ガーゼを除去していただいてからは、大変楽になりました。
 勿論局部の腫れはまだまだありましたが、鼻に異物が入っていない開放感、そして腫れが大分引いたことで、腫れぼったかった顔全体が徐々にしまってきました。また充血しウサギのようだった目も見る見る間に白目が戻ってきました。
洗面台に映った自分の顔を見て大いにほっとしました。゜