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相続税大増税時代に備えて下さい その3

2014-07-20

相続税は資産家にとってまさに酷税ですが、ご先祖様から引き継いだ財産をそうやすやすと

減らしていくわけにもまいりません。

資産家と言われる家の殆どは、ご先祖様が血の滲む思いで財産を守り、増やそうとしてきたその努力が

あったからこそ、現役世代が安定した生活を送れているからです。

私はよくこの財産承継を「駅伝」に例えます。

今や「駅伝」はEKIDENで世界に通用するほど、陸上界でメジャ-な競技となりました。

しかし「駅伝」が一番好きな民族は、間違いなく日本でしょう!

どうして「駅伝」がかくも日本人の心を打つのでしょうか?

それは、一本の襷を次の区間につなぐために、何人ものランナ-が死にもの狂いで走る姿が感動を呼ぶ

からでしょう!

各ランナ-が、ゴールという一つの目標に向かって気持ちを一つにして、各自が「つなぎ役」に徹し、

いつも以上の力で走ってこそ、勝利の美酒に浸れるのです。

この「次へとつなぐ」意識は、特に私たち日本人には強いのではないでしょうか。

私には、長く農耕民族であった、そして単一民族であった歴史が、その脈々たるDNAが、

「つなぐことの美学」という心の琴線に大いに刺激するからではないのか、と思えてなりません。

そうです。「相続」とは「つなぐ」ことなのです。

相続とは、思いをつなぐ、財産をつなぐ、次世代に託するということなのです。