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趣味について その9 バイク編 [趣味雑感]

2008-05-18

 平成元年に取得したバイク中型免許ですが、バイク歴も気が付くと3年になっていました。
 バイクはもう一台増えて、ホンダAX?1というオフロ?ドテイストのシティバイクを友人から借りて乗っていました。
今までツーリングは丹沢近郊のみでしたが、徐々に行動範囲も広がり、白銀林道、久野林道をはじめとする小田原付近の林道や、藤野、高尾付近の陣馬林道、道志川から入る犬越路林道、富士五湖付近の林道など少しずつ遠くまで足を運ぶようになっていました。
 そうして走破した林道は30以上になっていました。その中で印象深かった林道をいくつか紹介します。
まず白銀林道。これは奥湯河原から入り小田原ターンパイク付近に抜ける全長約20キロに達する比較的距離の長い林道で、基本的に通行禁止となっている林道です。
 コ?ス幅は狭くまたあまり立ち入るバイクもないので、木の枝や葉がおおいかぶさっていて、見通しのあまり良くない林道です。この林道の見どころは何と言っても根府川付近から見る相模湾の絶景です。というのはこの林道は小田原から湯河原への白銀山の斜面の中腹を走るル?トになっているからです。ちょうど根府川付近でうっそうとした木々が切れてパア?ッと視界が開けます。その瞬間あの青々とした相模湾が一望できる絶好のロケーションとなるのです。
私がこの林道に始めて入った時少々緊張していました。何故ならこの林道はあまり通行するバイクが少なく路面も荒れているという記事がバイク誌に載っていたからです。
 確かにコース幅は狭い。勿論車が入れる車幅ではない。全体としてうっそうとしている。距離も長い。途中湯河原カントリ?のあたりで一回視界が開け、初島がけっこうよく眺められた。
そしてもう少し走ると今度は根府川あたりで視界が開けた。今度のロケーションは180度。
 全面海、海。遮るものは何もない。今までうす暗い森の中を走ってきたのでこの開放感は素晴らしかった。時間は朝9時ごろ。季節は5月。前方に広がる相模湾は光る海。空には気持ちよさそうにいくつかの雲が、ゆったりとぽかりぽかり浮かんでいる。まさに息を呑む光景。
 来てよかった。私は道の傍らにCRM250Rを止め、しばし至福の時を味わった。
あたりには人っ子一人いない。自分だけに与えられたこの景色。何と贅沢な時間だろう。
ただこの素晴らしい光景を自分一人だけで独占するのは勿体なさすぎる。うちの家族にも見せたかったなあ。
そんな事が当時のツーリング日記に書いてありました。今まで走ってきた林道の中で一番感動した瞬間です。
 もう一つの林道。これは犬越路林道です。この時は自分では珍しく顧問先の若手社員と二人でのツーリングで走破した林道です。
 季節は6月。自分の運転するバイクはXL250S。対するA氏のバイクは、あのぶっ太いタイヤが印象的なヤマハA200です。我々は津久井から道志川に入り、月夜野付近から犬越路林道に入りました。この林道も基本的に通行禁止です。
 事前の情報では、この林道の特色は岩場がかなり多く路面は岩がゴツゴツしたガレ場が多いこと、そして全長が15キロ程度と比較的長いことです。
 犬越路林道は、北は道志村のある山梨県、南は丹沢のある神奈川県の県境近くいある林道でして、犬越路峠トンネルがあります。我々は山梨県側から入りました。行きは勿論上り坂ですが、斜度もあまりなくむしろだらだらとした上りで、また思ったほど路面も荒れていなく比較的走りやすかったです。そうこうするうちに頂上にはトンネルがありました。
200?300メ?トルのトンネルを抜けるとあとは下るのみ。
 そこで待っていたのがあの岩場です。直径2?3メートルもあろうかという大きな岩が道端にゴロゴロ転がっているではありませんか。路面も小さな岩が、かなり鋭角に切り取られた岩だらけでトライアルバイク愛好者が喜びそうなロケ?ションです。
 我々はスリップしないようにおそるおそる山を下りてきました。そうして下りてきたところが中川温泉です。6月と言えば新緑が徐々にその緑が濃くなる時期ですが、その緑がいっぱいに広がり心地よいひなびた山村の風景でした。
珍しくその日は日曜日で家族にも了解をもらって、ゆっくりできる日だったので、ツ?リングの後はゆっくり中川温泉で旅の疲れをいやして、ゆったりとした気分で帰ってきました。やはりいつまでに帰らなければ、と焦って帰ると楽しみも半減しますよね。