事務所通信
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農家、農業のあり方について その7 [農業について考える]

2008-06-20

 大分そうして食文化に関しては、ようやく欧米離れ、というか欧米崇拝の呪縛から解き放たれたのですが、それ以外の部分ではまだまだ欧米、というよりアメリカを追いかけています。
 アメリカと日本は、片や民族の坩堝といわれるほど民族の寄り合い所帯であり、片や単一民族という差はありますが、アメリカが格差社会の拡大、銃社会で治安が悪い、世界の警察を標榜しても世界の治安を改善するどころか却って悪化している国際情勢、地球温暖化に対しても国内産業の保護を優先させる身勝手さなどを冷静に見回しても、もはや模範となる国と呼べるでしょうか。
 戦後日本に自由主義と資本主義をもたらした功績は大変大きいですが、その行きすぎた自由主義、資本主義に行き詰まっているアメリカを見ても、なおこの上わが日本はアメリカの文化を輸入していくのでしょうか。
 日本はアメリカのやることの後を追いかけている、と言われます。そのアメリカの現状を見るにつけ、日本も将来今のアメリカのようになりたいのでしょうか。
 日本人には日本人としての文化があり、歴史があり、風土があります。
 それは世界中のどこの国とも違う。だとすればそろそろ文化の輸入は卒業して、江戸時代以前の日本独自の文化をX再構築するように方向転換すべきではないでしょうか。
 今やアメリカも、戦後負けた当時の日本に対して期待していたことと今の日本に期待することとは大きく違っていると思います。
 世界もそうです。私には、世界が今の日本に最も期待しているのが、「精神的な自立」だと思うのです。
 依存体質を卒業して真の大人としてモノ申すことのできる、そして国際社会に対してはっはり意見を言い、特に環境、平和問題など世界をリ?ドする位の気概を持って欲しいのです。
 それにはやはり教育です。子供一人一人からその気持ちの持ち方、心の在り方などしっかり教えていかなければ。そしてそれには当然過去の歴史をありのままに見つめ、日本人としての特質、長所及び短所などをよく理解することが必要です。
 勿論食生活は和食中心。
 長く脱線しましたがようやくここで農業の話しに戻ってきました。、